つぶやき前ちゃん

2024年06月11日 15:42

幼き頃、私というもの  その6
〈Discover  Japan 〉
兄貴は、『若い考古学者』と新聞に載ったことがある。山歩きが好きで、僕もよく付いて回った。ある日、洞窟らしきところで、鉄器、矢じり、など色々な物を探し当てたのだ。私より4つ上で何でも真似をしたものだ。大木の上に材木を運び、基地なる物を作り、その木のてっぺんに、『Discover   JAPAN』なる文字を書いた旗を立て、基地に横たわり色々と思案する兄貴。すごく大人を感じた。そして、小学校高学年の秋の芋煮会。恒例である。我が町の346メートルの三島山、ここに先生と生徒が登って行うのだ。各班で分担を決め、カマドを作り、焚き木を集め、山菜、里芋などを、煮て食べる学校行事だ。私は、考えた。休みの日に、1人登り、木の上に枯れ枝などを運び基地なる物を作り、てっぺんに『 Discover JAPAN』なる旗を立てておいた。これは絶対うけると!・・・しかし、先生から頭をグリグリされるハメになったのは、言うまでもない。

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